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2009年6月30日に開催されたJABEE臨時社員総会をもって会長の職を退任いたしました。2005年、吉川弘之創立会長のあとを承けて就任し、2期4年にわたって二代目の会長を務めさせていただきました。
その間、学士課程の技術者教育プログラムの認定を普及、拡大@させることに主力を注ぐかたわら、大学院修士課程プログラムの認定A開始、UNESCO/UIA準拠の建築家プログラム(修士、学士課程一体型)の認定B開始、ソウル協定C準拠の情報科学分野の試行的認定開始、専門職大学院(産業技術分野)の認証評価を行うための準備Dなど、新しい分野への取り組みも積極的に進めてきました。さらに、設立以来の懸案だったJABEE自身の法人化問題については、公益法人制度の改正にあわせて本年4月1日付けで一般社団法人としての登記を完了しました。また国際的には、アジアにおける技術者教育の質向上に寄与するためアジア技術者教育認定機関ネットワーク(NABEEAE)の設立役を果たし、本年6月には隔年に開催されるInternational Engineering Meeting 2009(ワシントン協定など六つの相互承認枠組みの合同会議F)を京都で開催して、日本技術士会と共同でホスト役を引き受けました。教育の強化を通じて技術者の実力を高め、産業技術力の人的基盤を強化したいという思いを共有する同志とともに、この道を歩んできたことに誇りを覚えております。 退任に当たり心残りなことは、技術者教育認定制度の社会的認知、産業界の認識向上が遅々として進まず、JABEE側の審査員、認定を受ける教育機関の教職員、さらには当事者である学生諸君の努力に応える成果rewardが見えにくい状況が続いていることにあります。 新しい会長として木村孟氏(前大学評価・学位授与機構長、文部科学省顧問)が就任されました。強力なリーダーのもとで、JABEEのプログラム認定を、わが国の大学質保証システムの中に欠かせない要素として組み込むこと、さらには社会、特に産業界への認知度の向上が一段と進むことを期待してやみません。 1999年のJABEE創立以来、副会長として吉川会長をたすけ技術者教育プログラムの認定を確実に実施しつつワシントン協定加盟までこぎ着けた6年間、その後認定を拡大しつつ上記の成果を実現した会長としての4年間、あわせて10年間にわたりボランティア精神に溢れる同志とともに働いた喜びを噛みしめております。その間、産学官すべてのセクターからいただいた熱いご支援に心から御礼申し上げます。これからは、JABEE顧問として過去を未来につなぐ役を果たさせていただきます。 以上
参考: 過去の解説記事 JABEEが果たす役割とこれからの課題(2007年7月) |