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第7回産業諮問評議会   (2007.9.19)

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第6回産業諮問評議会   (2006.6.26)

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第5回産業諮問評議会   (2005.6.8)

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本格段階に入ったJABEE認定制度の普及と活用
 -大学での技術者教育に対する期待と要望の討論会-
  (2005.3.24)

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第4回産業諮問評議会  

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第3回産業諮問評議会

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第2回産業諮問評議会

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産学官連携 特別インタビュー 

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技術者教育の外部認定制度に対する産業界の意識とニーズ

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第1回産業諮問評議会


第7回産業諮問評議会の報告  (2007.9.19)          議事録(PDFファイル)

平成19年5月21日 建築会館にて開催

会議の経過 概要  [詳細は議事録を参照]

平成19年5月21日、建築会館にて第7回産業諮問評議会が、議長の佐々木元日本電気渇長はじめ、企業経営者や経団連等産業団体、大学、行政関係者とJABEE会長、副会長等関係者の出席のもと開催されました。産学連携のあり方を常に進化させてゆくためには産と学との信頼関係と、平素の交流が必要との趣旨で、今回は学協会や技術分野における意識や認識のズレ等の問題を解消するために分野における産学連携プラットフォーム(8回)の報告と意見交換が行われました。

大学院教育、大学と産業界の認識のズレ、JABEE認定の産業界への広報などの課題とともに、JABEEのビジネスモデル、学部認定と大学院認定、人材像、修了者の評価と国際的な通用性など幅広いテーマについて意見が出されました。
大学の役割、産業界の役割そしてミッションは違うけれども、人材を作って行くという共通の目的のために議論をしているのだという点が一致していれば、共通の議論が出来たり、一緒に仕事がしてゆけるとの共通認識が得られました。

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第6回産業諮問評議会開催  (2006.6.26)          議事録(PDFファイル)

平成18年5月8日 経団連会館にて開催

会議の経過 概要  [詳細は議事録を参照]

 JABEEは1999年に設立し、2001年から認定を開始し、5年目のサイクルが終わったところで、認定プログラムの総数は、125教育機関で281プログラムになりました。
認定プログラムからの修了生の累計は約3万人に達しています。経済的自立の目処が立ちました。JABEEは産・官・学の協力が巧く行っていると国際的にも認められています。
産学連携プラットフォームにおける自由な意見交換の結果を踏まえて議論しました。

産学連携プラットフォームの拡大

 産と学のギャップを埋めるにしても、修士教育を改善するにしても、分野の問題として取組まなければ改善しない。分野別に学会にプラットフォームを作るべきである。

学と産の役割

 大学は細分化されたディシプリンを深化させるが、産は複数ディシプリンの融合が必要で、融合型という点で産が協力する必要がある。

大学院外部認定への取組み

 技術者と研究者の定義が明確でないが、JABEEが修士認定をすることで、修士の教育目的の明確化が進むことになる。

高度人材育成への取組み

 高度情報通信技術者では、産が、教える人を出す、カリキュラムを作る、教材を開発する、インターンを受入れる。出てきた学生は、差別した給与体系で採用する。このような例を増やす。

インセンティブへの要望

 他の学部と較べて学習負荷が多く、インセンティブがないと学生が来なくなる。
国際的に見て日本ほどインセンティブの無い国はない。技術士の1次試験免除はあるが、その他にも認定を条件にして評価すべきである。情報分野では高度な技術者に対しては、年俸制で、+200万円までの上乗せできる制度の例がある。

JABEEの認知度向上

 採用の時にJABEEのプログラムを履修したか聞いていないし、履歴書に書いていない、これでは会社に入ってJABEEの意味があったか評価できない。

産学人材育成をプラスのスパイラルに

 企業は人材を育成する暇が無くなり、外から獲得するようになっている。就職活動で学習環境を破壊するなど負のスパイラルに陥っているが、プラスの方向に持っていく。

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第5回産業諮問評議会開催  (2005.6.8)               議事録ファイル

平成17年5月12日 経団連会館にて開催

会議の経過 概要[詳細は議事録を参照]

 JABEEは平成13年度から認定を開始し、平成16年度の認定審査を終わったところであるが、認定プログラム数の総計は97教育機関で186プログラムに達した。修了生の累計は約1万8千名で、修了生に対しては技術士一次試験が免除される。派遣審査員の数は昨年度約600名で、内約160名が産業界経験者であった。人材育成が益々重要になってくる中で、JABEEは先駆的な仕事をなしえたと考えるが、人材を引き受ける産業界の声を反映していくことが益々重要になっている。2月8日に経団連ホールでシンポジウムを開催し、産と学が協力して向上していく討論が行われたが、引き続いて今後の取組みを議論した。

JABEE認定レベルについて

 JABEEは最低レベルを保証するだけで、企業が期待する優秀な人材とは別であるとの誤解がある。高いレベルを目指している大学に対しては、大学が公表している高いレベルを満足していることを審査するので、高いレベルの大学にも役立つ制度になっている。JABEEは高いレベルを更にスパイラルアップする国際的システムであることを強調すべきである。

JABEEの成果の評価について

 アウトカムとして、JABEE修了が役立つかはっきりすれば企業としてはJABEEを考え易いが、メリットがあるか分かるには時間がかかる。修了生がどのように良くなったかが成果である。5年経過したので、何らかの評価に取組むことが求められた。

伝統校が何故受けないか

 伝統校の中には技術者教育ではなく理学重視の価値観を持っているところがある。しかし、その価値観を明確にしていないのが問題で、研究を重視するならするで、明確にして取組めば世界一になれるはずだ。伝統校といえども卒業生は高度技術者として活躍する人が大多数である。伝統校とJABEEが正面から話し合うことが求められた。

大学院外部認定への取組み

 産業界から強く要望されている大学院外部認定に取組んでいるが、ヨーロッパと整合させる考えで進めている。大学院外部認定の基準は叩き台的なものを作ったところであるが、専門職的に国際的基準が必要な建築分野は別にして、その他の分野については多様性を尊重して、大まかにしている。

技術士の評価について

 企業内での評価は、技術士についても博士についても進んでいない、企業内では資格より能力が重視される。技術士の試験制度が知識に偏っていて、JABEEで云うような能力を見ていない。技術士に対する評価の改善につながることが期待されている。

人材育成の国際競争力

 企業では国際比較をせざるを得ないが、問題解決能力が劣ると云われ、国際的に通用する技術者教育の認定制度を作った。ワシントンアコードに加盟するので益々加速しなければならない。

JABEEの認知度向上

 就職の履歴書にJABEE認定プログラム修了をYes/Noで記載するといいので、産業界に協力していただき具体化を進める。

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本格段階に入ったJABEE認定制度の普及と活用   (2005.3.24)

− 大学での技術者教育に対する期待と要望の討論会 −

―> 議事録

設立から5年目を迎え、本格段階に入り、認定教育プログラムから1万人近くの修了生が輩出され、年々増加の見通しとなっております。JABEE認定の活動状況を産業界の方々に知っていただくとともに、期待・要望を伺い、この認定制度の一層の普及と活用の促進を目指して、産業界と大学関係者が同席して討論するシンポジウムを開催しました。

主 催: 日本技術者教育認定機構
            (経済産業省からの委託事業)

後 援: (社)日本経済団体連合会 

開催日時     平成17年2月8日(火)

開催場所     経団連ホール

第1部 報告会

来賓挨拶(1)   経済産業省産業技術環境局大学連携推進課長   中西 宏典
来賓挨拶(2)   文部科学省高等教育局専門教育課長        杉野 剛
来賓挨拶(3)   JABEE産業諮問評議会議長・日立製作所会長   金井 務

産業界の意見を聞くために毎年一回開催している産業諮問評議会の議長として、ご指導をいただいており、ご挨拶された。「大学も世界的な整合性の取れたものになるよう努力されるとありがたい。 就職活動が早くなって落ち着いて学習できないと云われている。産業界は卒業生の能力をもっと厳しく見るようにしなければならない。」  

基調講演  「産学連携による人材育成」  JABEE会長 吉川 弘之

歴史的に見ると、明治時代に工学を大学教育に入れたのは日本が最初で、工学レベルが上がった。近年では、1955年からの理工系学生倍増計画が行われた。卒業生が品質を向上させ、精度のよい加工をし、もの作りで大勝利を実現した。日本は誇るべき実績を持っている。 デザイン教育の国際シンポジウムを開催したが、知識教育をすべきか、方法教育を重視すべきか。JABEEが産と学が対話できる空間になることを期待したい。

JABEE報告(1)  「JABEE活動の現状と課題」  JABEE運営委員  伊藤 俊明
JABEE報告(2)  「技術者教育の国際動向」     ABEE専務理事    福崎 弘

ヨーロッパでは、技術者教育は5年間を標準にして、単位互換が可能な学部教育(3年間)と修士教育(2年間)からなる2サイクル教育システムを確立し、2010年までにヨーロッパの共通化を実現する計画で、ロシア、東欧を含め40カ国が参加している。JABEEの修士認定の検討では、ヨーロッパとの国際通用性を重視している。  

第2部 討論会 「JABEEの普及と活用の促進について」

司会 日本機械学会会長 長島 昭
(パネリスト)
日本経団連産業技術委員会産学官連携推進部会長 山野井 昭雄
東京工業大学大学院理工学研究科長 三木 千壽
山形大学副学長 遠藤 剛
熊本大学工学部長 谷口 功
慶応義塾大学理工学部長 稲崎 一郎
JABEE副会長 大橋 秀雄
日本機械学会工学教育センター長(JABEE委員) 大輪 武司

「問題提起」 日本経団連産学官連携推進部会長 山野井 昭雄

討論1.JABEEプログラムの効果について
教員の認識が高まり、結果として教育をあるレベル以上に上げていく効果は大きい。
産業界の意見として、外国の学生より基礎学力が不足、問題提起型が望まれる、 創造力が必要、 修士が増えて優秀の実感がない、 基礎技術が必要、など。

討論2.JABEE修了者の評価について
一発の試験は受験勉強で良い成績をとるが、それよりも良い教育を修了したことの方が信頼できる。JABEEのように世界水準のシステムにより保証した上に、個別の能力を見ていくべきである。
企業は採用面談時にJABEE修了について質問することにしたい。大学側JABEE履修を浮かび上がらせるようなお互いの努力があれば、次の段階である評価につながって行く。

討論3.大学のJABEE認定への参加促進について
  4.修士課程教育の認定について
  5.JABEEプログラム修了のメリット
「伝統校への働きかけ」と「修士課程の認定」は、JABEEは検討を開始している。履修プログラム全体をみたなかで、取ってない人より安心して採用できるのではないかとの期待感、これがあえて言えばメリットです。等

閉会挨拶 「討論会の総括」   JABEE会長 吉川 弘之

JABEEは産と学が協力しながらレベルを高めていく空間を作った。 今後もたびたび開かれることを期待します。

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第4回産業諮問評議会開催   (2004.6.28)           議事録詳細:PDFファイル

平成16年5月10日 経団連会館にて開催

会議の経過 概要  [詳細は議事録を参照]

 評議員10名(代理出席を含む)、 関係官庁およびJABEEメンバーが出席し、ほかに報道関係を含むオブザーバーが参加して開催された。
 出席者紹介に続いて、吉川会長からこの評議会の議長を金井務氏に委嘱し議事に入った。
 小野田副会長から、次のようなJABEEからの報告を行なった。
 今回の産業諮問評議会は第4回目であるが、立ち上がり支援の節目である5年目を迎えた。平成13年度から認定を開始し、平成15年度の認定審査が終ったところだが、各年度の認定プログラム数は、3、32、67と増加し、合計102プログラムに達した。卒業生の累計が1万人を越え、また修了者に対する技術士一次試験免除が官報に告示された。
 これからワシントンアコードへの正式加盟、デザイン能力強化のための国際シンポジウム開催などに取り組む。
 平成15年度は、約570人の審査員が教育現場に出かけたが、その内、1/3が産業界出身者であった。財政的自立はあと一歩のところであるが、産業界からの支援を継続していただくためには、JABEEの価値を認めて頂けるようにしなければならない。
 続いて一般討議が行われたが次のようなトピックスが取り上げられた。

伝統大学の参加と産業界の支援

 旧帝大など伝統大学の受審が少ないことが問題になった。 伝統大学がJABEEを認めていないようでは、産業界の評価が上がらない。
 これに対し吉川会長から、大学は特長ある教育になるようにカリキュラム作りは熱心に取組んで来ている。しかし、閉鎖的空間で作った固有性だけでなく、産業界に必要な能力を提供していくことが大事だということも認識してきている。ゆっくりではあるが変わってきている、との見解が示された。
 産業界は、権威でなく実質的に会社に入って3年、5年経って、修了生が差を出せるかで評価する。財政的支援をするのは、価値があるかどうかによる。
 JABEEとして認証という形で権威付けするのではなくて、その価値を産業界に認められるようにロードマップを示す必要がある。またJABEEは大学院修士課程教育にも外部認定が必要だと認識し活動を開始している。産業界で関心の高いインターンシップの問題も含めて取組むので、JABEEに対する支援の継続を期限をつけて日本経団連にお願いすることになった。

スピードアップ

 情報サービス産業協会では初任給の横並びは廃止し、JABEE認定プログラム修了者が優秀なら初任給を上げようとしている。JABEEを受審することの動機付けを行ない認定普及のスピードアップへの強力な取り組みを求められた。

結論

 教育機関の多様性は必要であるが、いつまでも立ち上がり支援を続けるわけにいかないので、JABEEは認定の活動を通じて自立しなければならない。そのためには伝統ある国立大学にもその気になってもらうよう、強力に働きかける必要がある。

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第3回産業諮問評議会開催   (2003.5.22)          議事録詳細 :PDFファイル

平成15年4月15日 経団連会館にて開催

会議の経過 概要[詳細は議事録を参照]

 評議員11名(代理出席者を含む)およびJABEEメンバーが出席し、ほかに報道関係を含むオブザーバーが参加して開催された。
 出席者紹介に続いて吉川会長から「JABEEの認定に関する事業は各方面のご支援と関係者の努力で急速に立ち上がってきている。JABEEの担当する人材育成の成否はわが国の将来の産業の浮沈に関わる。 産業界の深いご理解と、さらに色々のご意見を頂きたい」旨の冒頭挨拶をした。
 また会長はこの評議会の議長を金井勉氏に委嘱した。
 金井議長から、JABEEはまだ課題も沢山抱えており、産業界から多くの意見を出してその進展を支援したいとの挨拶があり、議事に入った。
 小野田副会長から資料に従って、これまでの活動状況と計画を説明した。設立当初からの審査員養成と認定の状況につき具体的数字をあげ、平成13年度に本格的に認定したのは3プログラム、平成14年度はこれが32プログラムとなり、さらに平成15年度は倍増が予想されることを説明した。また平成14年度は約450人が審査に当たったが、審査プログラムの急増に備えて今後は審査員の確保が問題で、産業界の実務経験者の比率を一定以上に保つことと併せて審査員参加への協力を依頼した。  さらに平成15年度のWA(ワシントンアコード)総会参加と、立ち会い審査受け入れの予定を説明した。
質問に答えてJABEE財政の今後の見込みについても説明し、当初予定通りのご支援を依頼した。
 自由討議に入って、まず、JABEEが認定した課程を終了することが「技術士第一次試験合格と同等である」との技術士法の規定に基づく文部科学大臣からの指定を未だ受けるに至っていないことが話題になった。科学技術基本計画および認証評価制度との関係も議論されたが、JABEEが既に認定した、あるいは今後認定するプログラムを終了する技術者数はこれから急増し、計画通りの処遇をすることが急務となるので、文部科学省の早急な対応を求める強い意見が出された。
 文部科学省から、工学分野におけるJABEEの実績は認識しているが、他の分野を含めた全体の状況を注視している、との見解が述べられた。これに対して、遅れている方に揃えることにならないようにとの希望も出された。
 認定−認証−公認のあり方について、他国および他の制度との関連で議論された。また技術士およびPEの有資格者からの経験談も披露され、資格を持つ者への待遇に関する議論も行われた。
 JABEEから、大学院認定についての取り組みを紹介した。また質問に対して、技術士制度では大学院期間を実務期間に折り込むことになっていること等の説明があった。学部と大学院における教育内容への提言もあり、国際整合の観点から大学院認定の必要性も論じられ、全体として賛同を得た。
 産業界からの審査員への参加拡大につき、JABEEから再度その必要性を述べた。企業トップのご理解を頂くと共に実際の現場から現役の人に出てもらうことへの制約を取り払う可能性、学協会の協力を得ながら有能なOBに活躍してもらう可能性 (OBの選定と再教育も含め) などが討議された。
 学生に学習に専念させる必要性が指摘されている。就職活動の早期化により規定のコンタクト時間や中身を伴う単位を確保することも困難となっている、などの危機感が表明された。JABEEとしても高等教育のレベルを確保するため、日本経団連と協議するなどの対処が話し合われた。

以上

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第2回産業諮問評議会開催   (2002.5.1)          議事録詳細:PDFファイル

平成14年4月11日 経団連会館にて開催

議事概要

JABEEは各省庁からの支援と関係者の熱心な努力により、平成13年度にはワシントンアコードの暫定加盟を実現するなど、順調に進展している。我が国の経済状況は悪いが日本の技術は今でも高いレベルにあり、経済再生のため、産業育成に必要な技術への支援が実施されている。ひとつ心配なのは若者の教育である。手を抜くと数年後に必ず問題になって来る。様々な取り組みが必要であるが、JABEEの役割がある。しかし、JABEEは産業界の支援がなければ役割を果たすことができない。

 WAへの加盟は結構であるが、アジアへの視点が必要である。技術者の移動を促進する動きはワシントンを向くだけではなく、日本の方を向かせることが重要である。WAのやり方がアジアに波及し、舞台は一つになりつつあり、APECエンジニアも、教育についてはWAと同等のものを求めている。WAを通じて、APECより上のインターナショナルエンジニアの相互承認を目指しているので、JABEEとしては対応可能にしておく必要がある。

認定されたプログラムが工学系の全学科のほんの一部では、産業界にとって実際的な意味が無い。技術者教育関係の学科は1000以上あり、早く全てがJABEEプログラムを満足させて認定を受けるべきであるが、それには大学の覚悟が必要で、試行を実施して進めている。

500プログラムを審査するには、1500人の審査員が必要になるが、審査員には産業界の経験のある人を入れる必要がある。アメリカは1600プログラムを認定しているが、全てボランティアでやっている。最初はボランティアで良いが、経済的合理性が必要である。報酬を払うのが産業の常識である。個人のボランタリー精神によって行われているが、審査員を無償で産業界が出すと言うことは企業が負担していることになるので、企業の理解が必要である。アクレディテーションでは、諸外国では謝礼は払っていない。大学コミュニティーが没落すると産業は成り立たない。教育のアウトプットは全て産業に行く。文部科学省から、公的な活動と考えて、企業に対し所得税を減免する案が話された。

JABEEは、企業ではほとんど知られていない。賛助会員企業がわずか57社しかないが、日本の企業の数から考えると少なすぎる。この状態では、企業と大学のギャップが縮まらない。もっと多くの会社に知らせる努力が必要である。

設置認可はゆるめて、アクレディテーションを強化する方向である。しかし、これはトップダウンでの話しであり、トップダウンでは歪む。お上が言えば伝わるであろうが、JABEEはボランティアによるボトムアップ的な活動であり、そのことを大切にすべきである。

現実的なお金の話しがあったが、これには本質的な意味がある。JABEEの活動は、草の根的なものか、公的なものか。日本で一番良いものを作りたい。手本はない。産業界の参加が必要条件である。大学も戦力になるように、教育に重点を置かなければならない。

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産学官連携 特別インタビュー   (2002.2.5)

株式会社 日立製作所 取締役会長
日本技術者教育認定機構 産業諮問評議会議長  金井 務

産学官連携の認識が深まれば特許が生まれ、大学発ベンチャーが生まれる

日本経済は放っておいたら良くなるという状況を明らかに通り越している

科学技術政策が国の経済政策の重要な一部でなければならない

いかに競争的環境をつくるかが大学改革のポイント

基礎研究も産業との結びつきで触発される

JABEE認定卒でないと採用しないようになる

教育改革は期限を決めて精力的にやるべきだ

幅広い教養と高い専門性のあるT字型人間の理想

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新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)により
「技術者教育の外部認定制度に対する産業界の意識とニーズに関する調査」が行われました。 (2001.9.12)

技術者教育の外部認定制度に対する産業界の意識とニーズ

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第1回産業諮問評議会開催 (2001.3.13)     議事録詳細:PDFファイル

 JABEE会長の諮問に対して広く産業界から助言を求める「産業諮問評議会」が平成13年2月28日、KKR竹橋において開催された。産業界から12名の評議員または代理が出席され、経団連の金井務副会長が議長になり討議された。JABEEからは会長以下6名が同席した。また文部科学省、経済産業省、農林水産省の他、経団連や学協会などからもオブザーバーが参加された。

議長挨拶要旨

 JABEEを1999年11月に発足したが、経団連の提言を受けたものである。アメリカの例に倣い、民間組織で独立採算にしたが、スタート時は財政基盤が弱いので5年間に限って産業界が協力し応援して行くことにした。

討議事項要旨

 JABEEの認定コースと技術士資格と引っ付け過ぎて見るのは良くない。技術士になるためだけにJABEEがあるのではないはずだ。国際的に通用する教育水準を保証するのが目的であり、卒業者にはより広い発展の道があることを考慮して取組むべきである。
 今までは、技術士になっても評価されなかった。技術士が社会の中での位置付けが決められていないのが問題である。技術士が認められるような仕事の仕組みにすることが重要である。JABEEの場でも、その方向に向かって努力すべきである。  JABEEはアメリカとの国際通用性を意識するのは結構であるが、身近なアジアには日本に来て働きたい技術者がいることも考えるべきである。
 これからはエンジニアの定義づけが必要である。産業界は技術者の採用で認定されたものをより高く考慮すべきである。
 今後大学には、文部科学省の支援等に頼るだけでなく、独立行政法人などとしての自主的な改善努力が求められる。悪い学生しか作れない大学の卒業生は就職が難しくなって学生が集まらなくなり、大学自体が淘汰される。JABEEの運営については、ISOも「民」でやって巧くいっているので、「民」のやり方でよい。JABEEが日本の教育改革の牽引車として、初等、中等教育にまで良い影響を及ぼすことを期待する。
 技術者教育は量から質へ、専門化へ重点が移る。一方で多様性も求められる。しかし今のように“ゆとり教育”の結果で、学力水準が上下に拡がってゆくような“縦の多様性”は望ましくない。多様な技術者を作るが,同時に最低限度の知識・能力を保証する基準を決めることが必要である。
 今や、全国の工学教育をする側は燃えている。昭和30年代が再来したようなエネルギーを感じる。産・官・学が協力して昭和30年からの高度経済成長をやったように、これからこの産業諮問評議会を有効に機能させて行くべきだ。

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