産業界は昨今、大学に対して要求することが変化しつつあります。入学者選抜によって学生をふるい分けること以上に、学習・教育による能力育成の結果、すなわち「何を身につけ、何がどこまでできるようになったか」という学習成果を問うようになっているのです1)
その背景には、大学が学生に身につけさせようとする能力と、企業が大学卒業生に期待する能力が乖離しているという現状への指摘があります2)
若者や学生、地域社会や産業界を含め、社会のニーズに合った教育内容への転換と質の保証は、今や「待ったなし」の課題となっています1)

1)【参照】2012.8.28中教審答申「新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて」

2)【参照】2005.1.28中教審答申「我が国の高等教育の将来像」

JABEEは、発足当初からこの課題を認識し、その解決を目指して、工農理系の技術者教育における学習成果を重視した認定制度を実施してきました。国際的に通用する知識と能力を身につけた技術者となれるように教育しているかを審査し、認定するプロセスを通じて、学びの本質を見据えた教育改革をサポートします。

新たに認定取得をお考えの方へ

新たに認定を希望される教育機関関係者の方は、認定の対象となる「技術者教育プログラム」の立ち上げから運用、審査の申請、審査への対応および認定の維持について記載されている下記の文書をご参照の上、準備を進めてください。

新たに技術者教育プログラムの認定取得をお考えの方へ

認定中のプログラム関係者の方へ

すでに認定されている技術者教育プログラム関係者の方は、前回の審査結果に基づくPDCAサイクルの実践によってプログラムの継続的改善を進めていただくよう、お願いいたします。なお、次回の認定継続審査や中間審査の受審につきましては、下記の文書をご覧ください。

認定中の技術者教育プログラムの関係者の方へ

JABEE認定ロゴの使用について

JABEEでは、「JABEE認定プログラム」の社会への認知度向上と技術者教育認定制度普及のために、JABEE認定技術者教育プログラムに対し「JABEE認定ロゴ」の使用を許諾して、その積極的な使用をお勧めしています。*JABEEは登録商標です。

「JABEE認定ロゴ」は、マーク部分および認定年度より構成し、初回認定年度を「Since XXXX」で示します。左は2011年度に認定されたプログラムであることを示します。

JABEE認定ロゴ表示に当たっては、別途「JABEE認定ロゴ使用の手引き」を定めます。

JABEE認定ロゴ使用の手引き JABEE認定ロゴ使用申請書